【配当株】本当に投資信託だけでいいの?配当株って何?

資産運用

前回のブログでは新NISAが始まるにあたって、目先のお金に余裕があるのなら投資信託一択でしょ!と書きましたが、本当に投資信託だけでいいんでしょうか?

今日は私が投資信託と2本柱で考えている配当株投資について説明をしていきます。

配当株

配当株とは、、、ずばりそんな括りはありません!(笑)

世間一般に、しっかりと配当を出す株のことを配当株と呼び、その中でも配当が高い銘柄を高配当株と呼んでいます。

ここでは配当=配当金として説明していきます。

配当金

まず配当金とは

株式を保有している企業に利益が出た際に、利益の一部を株主に還元するために支払われる分配金のこと

https://www.sbineotrade.jp/stock/beginner/dividend.html

ただし、利益がでてなくても払われることもあるし、その金額や支払い時期、支払回数も会社によってバラバラです。

配当利回り

上の図で、一株の金額が1000円だった場合、一株あたりの配当の割合は50÷1000=5%となります。これは配当利回りが5%ということです。

一株の金額が2000円だった場合の配当利回りは2.5%になり、逆に一株の金額が500円だった場合の配当利回りは10%となります。

では、この中で一番お得な金額はいくらでしょうか?

配当利回りだけ見ると”正解は一株の金額が500円で配当利回りが10%の方ですね。※現実に配当利回りが10%の銘柄というのは無いので悪しからず

次に具体的に配当を出している株を見ていきましょう

JT

JT(日本たばこ産業)は、高配当株の代表として有名な企業です。

上の表は四季報のデータからですが、右から3番目の1株配(円)と一番右下の予想配当利回に注目してください。

一株配(円)が企業が一株あたりに分配する配当金の金額です。23年12月時点の予定は188円です。

また予想配当利回りは予想される株価に対しての配当金の割合です。ここでは6.10%となっています。

花王

次に花王です。洗剤など日常生活でお世話になっている人も多いんじゃないでしょうか?

23年12月時点の1株配(円)の予定は150円です。また予想配当利回り2.95%となっています。

さあ、皆さんはこれをみてどちらを買いたいと思いますか?

配当利回り vs 連続増配

客観的に見ると予想配当利回りJTは6.10%、花王は2.95%となっており、単純計算でも同じ金額をJT花王に投資したら、JTの配当金の方が花王よりも2倍以上も高い計算となります。

次に、配当金の金額のみに注目してください。JTでは20年の配当金が154円だったにも関わらず、21年には140円と配当金が減っています。これを減配と言います。

減配をするタイミングや理由などは企業によっても大きく異なりますが、一般的に業績悪化があれば減配、業績好調であれば配当金の増額:増配となると考えて大丈夫です。

一方、花王では配当金は年々増配を繰り返しています。なんと33年も連続増配を繰り返しているんですね。もちろんその間には業績が低迷する期間もありましたが、それでも増配を繰り返し続けています。投資する側としても業績が悪くなったら減配する企業より、安定して配当を出し続けてくれる企業が好まれています。

配当株の探し方

ここではJT花王という極端な例を出しましたが、高配当の株や連続増配等の株はたくさんあります。

連続増配等だと安定感がある一方、配当利回りは低い傾向にあり、逆に高配当株だと配当利回りには期待できるが、業績悪化で減配したりする可能性があります。

私個人の考え方としては、配当利回り2.5〜4.0%程度で、増配とは言わずとも、減配をこれまでにしていない企業が配当株としては向いていると思います。

優良株を探す際の基準は他にもたくさんありますが、あくまで配当株としての基準です。他の探し方については今後投稿していきたいと思います。


投資信託と配当株投資

投資信託のデメリット

資産形成をしていく上での一番の近道はS&P500や全世界株式のインデックスに全額投資して放置しておくことが最適解とされています。

個々人で頑張って銘柄を選んで投資をしていくよりも米国や世界の成長に乗っかった投資の方がリターンが高いということですね。

ただ、投資信託をやっている方なら誰もが感じることだと思いますが、面白くない!!

お金を投資信託に預けて放置しておく。ただこれだけのことなんですが、給料が増えているわけでもなく、やはり投資で増えているとの実感が湧きづらいです。

配当株投資のメリット

そこで配当株投資です。投資信託で資産形成の基盤を築きながら、配当株投資で毎年配当金を受けっ取っていく。これが投資のモチベーションになります。

最初は数百円、数千円かもしれませんが、続けていくうちに何万、何十万円と配当金が増えていきます。

例えば、配当利回り4%の配当株に1000万円預けることができれば、年間の配当金は40万円です。単純計算で月に3.3万円も配当金がもらえることになります。これだけあれば投資の実感も湧いてくるでしょう。このお金はお小遣いとして自由に使っても、投資信託に入れてもいいと思います。

私の目標は配当金で月10万円、年間120万円をもらうことです。その基準はそれで家賃や光熱費が賄えるからですね。それだけで生活を豊かにすることができます。

投資信託は資産形成配当株投資は日々の生活を豊かにするため、と考えてください。


まとめ

今日は配当株投資についてざっくり説明しました。

高配当株投資は魅力的ですが、デメリットもある点に注意しましょう。

ぜひ皆さんも日々の生活を豊かにするため、また投資の実感を得るためにも配当株投資を試してみてください。

おわり。

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